キャリアに悩むワーホリの人に伝えたい|未来を切り拓くための3つの行動

約1年間、私はリモートワークをしながら世界を回り、語学留学をしてきました。

その中で、多くのワーキングホリデー(いわゆるワーホリ)中の日本人に出会い、友達になりました。みんな、それぞれの想いを胸に一人で海外に飛び出し、未来を切り拓こうとたくましく生きていて、年下であっても尊敬できる部分がたくさんありました。

一方で、彼らからキャリアや人生に関する相談を受けることも多々ありました。特に、社会人としてワーホリをしている多くの人が、キャリアや人生、つまり「自分の未来」に対する不安を抱えていました。

「自分が本当にやりたいことを見つけたい」「そのために何をすればいいのかわからない」「今やっていることが本当に自分の未来に繋がっているのか」という悩みを持つ人が多かったのです。この気持ち、私自身もかつて少なからず抱えていました。でも、さまざまな経験を通じて、その不安の捉え方や、未来を切り拓くためにやるべきことを学んできました。

今回は、そんな未来に悩むワーホリ中(もしくは検討中、終了後)の人たちに向けて、今の自分だから伝えたいことを「未来を切り拓くための3つの行動」としてまとめました。

この記事が、「自分の未来を切り拓きたい」と強く願うあなたが、一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。

はじめに:やりたいことは「育っていく」もの

「やりたいことが見つからない」と感じているあなたに、まず最初に伝えたいことは、「やりたいことは見つかるものではなく、育っていくもの(もしくは育てていくもの)」だということです。

もし今、夢中になるほどのやりたいことがないと感じていても、その気持ちに焦る必要は全くありません。むしろ、焦って見つかるほど簡単なものではありません。

「いやいや、それでも自分はもう20代中盤だし、早くやりたいことを見つけなきゃ」と焦る気持ちもわかります。でも、残念ながら魔法の近道はありません。自分と向き合い、勇気を出して行動し、本気で悩み、もがいた先にしか「本当にやりたいことは育たない」、という覚悟をまず持って欲しいのです。

周りを見渡してみてください。20代の同世代や、それ以上の年代の人でも「やりたいことがない」と感じている人は現実にたくさんいます。自分だけが特別に悩んでいるわけではありません。逆に、「やりたいことに夢中で取り組んでいる人」を思い返してみてください。おそらくその人は、人一倍行動し、本気でもがいた経験があるはずです。チャンスがあればその人に話を聞いてみてください。

ただ、安心してください。もしあなたがすでにワーホリという「行動」を起こしているのであれば、他の人よりも一歩どころか数歩先に進んでいます。詳しくは後述しますが、行動の先にしか、やりたいことは育ちません。だからこそ、まずはワーホリという大きな行動を起こした過去の自分の決断に自信を持ちましょう。

それではここから、「未来を切り拓くための3つの行動」を一つずつ解説していきます。

1つ目:自己理解を深める

まず取り組むべき一つ目は、「自己理解を深めること」です。

先ほど説明した通り、やりたいことは徐々に育っていくものです。そして、そのためには自分の強みを理解することが大事な要素の一つです。なぜなら、「自分が得意なこと」は楽しいと感じやすく、社会にも貢献しやすく、周囲から感謝もされやすいため、徐々に「もっとやりたい」という気持ちが育っていきやすいのです。

例えば、今あなたがカフェのバリスタに少しでも興味を持っているとします。もしあなたが「コミュニケーション」が得意なら、接客がうまくいく可能性は高く、接客自体も楽しいと感じるでしょう。その結果、バリスタという仕事が「もっとやりたい仕事」に育っていくのです。

では、なぜ強みを自己認識することが大切なのか。それは、何かに挑戦するときに「自分の強みをどのように活かして取り組もうか」という視点が生まれるからです。この視点を持っている人は、やりたいことを育てるのが得意な人でもあります。

例えば、バリスタの例でいえば、コミュニケーションが得意だと自己認識している人は、働くカフェを探すときに「接客を重視するカフェの方が強みが活きるから、そんなカフェを探そう」という視点を持てます。そうして選んだカフェは強みを活かしやすく、結果「やりたい気持ち」が育っていく可能性が高いでしょう。

では、どうすれば自己理解を深められるのか。ここで、具体的な方法を2つ紹介します。

①「ストレングスファインダー」で強みを知る

一つ目は「ストレングスファインダー」です。多くの方がMBTIをご存知かもしれませんが、ストレングスファインダーはそれに似た自己診断ツールです。特にスタートアップ企業では、面接で「あなたのストレングスファインダーのトップ5は?」と尋ねられるほど、広く活用されています。(私も面接をする際はいつも聞いていました)

MBTIとの違いは、MBTIがその人の「特性」を示すのに対し、ストレングスファインダーは「強み」を教えてくれることです。この「強み」は、「自然に繰り返し高いパフォーマンスを発揮できる資質」と定義されており、4タイプ34項目あります。

ストレングスファインダーの34項目の図
ニゴ
ニゴ

私の場合は、20代中盤の時にストレングスファインダーを初めて受け、「学習欲」が強みの一つとして出てきました。それまでもなんとなく「新しいものに興味があるな」「他の人よりも学ぶことが好きだな」とは感じていましたが、「これは自分の強みだったんだ」と気づくことができ、それを自分のキャリアに意識的に活かせるようになりました

先述の通り、自分の強みを認識できると、それ自体が自分の自信になるだけでなく、何かに挑戦するときに「自分の強みを活かしてどう取り組もうか」という視点が生まれます。これが大事です。

ストレングスファインダーは有料ですが、まずはトップ5の強みがわかる「クリフトンストレングス上位資質(トップ5)」(約4000円)で十分です。(より深く理解したい方は、34すべてのランキングを知れるプランもあります)私はこれまで3回受けたことがありますが、最初はトップ5で十分でした。

このツールについてもっと知りたい方は、関連するYouTube動画もたくさん出ているの参考にしてみてください。診断後は、自分の強みレポートを読み込んだり、Youtubeで強みの解説を見て、自己理解を深めてください。

②転職エージェントの無料カウンセリングを活用する

二つ目の方法は、「転職エージェントの無料カウンセリング」を活用することです。特に、ワーホリ後に日本に戻って転職を考えている方や、キャリアに迷っている方にとって、自分の「労働市場での客観的な現在地」を知ることは、自己理解を深める大きな助けになります。

転職エージェントのカウンセラーは、さまざまな求職者や企業と日々話をしています。つまり、労働市場の中でのあなたを客観的に見ることができるプロフェッショナルです。多くのエージェントが無料でカウンセリングを提供しているので、ぜひ活用してみましょう。

ところで、これまでの業界や職種からのキャリアチェンジを考えている20代の方は、「第二新卒」という採用枠をご存知でしょうか。これは、即戦力ではなく将来のポテンシャルを評価される採用枠です。企業は過去の実務経験よりも、あなたの成長可能性を重視して採用を決めます。私もスタートアップで働いていた際、ポテンシャル採用をよく行っていましたが、面接時には過去の経験よりも未来の成長可能性を見て採用判断をしていました。
「第二新卒」に特化した転職エージェントもいくつかあるのでぜひ活用してみてください。(例えば、第二新卒エージェントneoUZUZ(ウズウズ)もその一つ)

またカウンセリングでは、具体的には下記のような質問をして、「労働市場の中における自分の客観的な立ち位置、強み、弱み」や「今後起こすべき行動のヒント」を得るようにしましょう。

具体的には、以下のような質問をすることで、「労働市場における自分の強みや弱み」、「今後取るべき行動のヒント」を得ることができます。

おすすめの質問
  1. これまでの経験やスキルだと、どのようなキャリアの選択肢があるか?
  2. 他の求職者と比較したときの、自分の強みと弱みは何か?
  3. ワーホリ中やそれ以外でも、私におすすめする行動やスキルは何か?

ある程度業界や職種が決まっている場合は、さらに以下の質問も有効です。

  1. その業界や職種に必要なスキルや経験は何か?
  2. その業界や職種に進むために、今の私には何が足りなくて、何をすべきか?
ニゴ
ニゴ

質問する際のコツとして、「カウンセラーの●●さんは、これまで多くの候補者や企業を見てこられたと思います。そんな●●さん個人の意見を伺いたいのですが」といった前置きをつけるのがおすすめです。これにより、一般的な意見ではなく、カウンセラー個人の具体的な意見を引き出しやすくなります。

もちろん、カウンセラーの意見をすべて鵜呑みにする必要はありません。あくまで「客観的情報の一つ」として俯瞰的に捉え、自分自身で解釈し、活用していくようにしましょう。

2つ目:行動して「事象」を取りに行く

二つ目にすべきことは、「行動をして事象を取りに行く」ことです。

冒頭でも述べたように、「やりたいこと」は突然見つかるものではなく、行動の結果として育っていくものです。最初は「ほんの少しだけ興味があったこと」や、場合によっては「全く興味がなかった」ことが、やがて「めちゃくちゃやりたいこと」に育っていくこともあります。

この「育っていくプロセス」に欠かせないのが、行動して「事象」を取りに行くということです。ここで言う「事象」とは、「行動した結果起きる、何か」を指します。

例えば、すでにワーホリに来ているあなたは、すでに一つの「行動」を起こしています。その結果として、新しい人に出会ったり、外国人の価値観に触れたり、カフェで働く中でコーヒーに興味が出たりと、たくさんの「何か」が起こっているはずです。これが事象です。

これらの「何か(事象)」は、少なからず今のあなたの考え方や、次に起こす行動に影響を与えています。ぜひワーホリに来たことで起きた事象を振り返ってみてください。まず、この事実に気づくことが大切です。

行動の本質は「打席に立つ回数」を増やすこと

次に「行動」の本質についてお話しします。それは、打席に立つ回数を増やすことです。もし「本当にやりたくてたまらないことに出会う」ことをホームランに例えるなら、打席に100回立てば1回はホームランを打てるかもしれません。しかし、打席に立つ回数が少なければ、そのチャンスは限りなく少なくなります。だからこそ、できるだけ多くの打席に立つこと、つまり行動を起こす回数を増やすことが重要です。

ここで言う「行動」とは、普段とは違うことや、新しいこと、少し億劫に感じるけれど何かが起こりそうなことを指します。これは「小さな挑戦」と捉えることもできます。

例えば、ワーホリで海外にいる時、「現地の社会人が集まるイベントに参加してみる」というのはその一例です。そこから新しい人や考え方に出会うという「事象」が生まれる可能性があります。この事象を積極的に「取りに行く」のです。そうすると、徐々に未来への道が拓けていきます。

行動とは「コンフォートゾーン」から抜け出すこと

ただし、このような行動を起こすことは簡単ではありません。

私たちの脳には「コンフォートゾーンに居続けたい」という本能があり、これを「ホメオスタシス」と呼びます。この機能によって、無意識的にコンフォートゾーンから出ることに抵抗を感じてしまいます。そのため、「行動(=小さな挑戦)を起こす」という選択を、自ら意識的に取らなければコンフォートゾーンからは出られません。つまり新たな事象も起きません。

日々の生活を無意識的に暮らしていると、気がついたらコンフォートゾーンの中にいます。まずその状況をメタ認知して気がつきましょう。そして、何か新しい「行動=小さな挑戦」を、自ら意識的に起こすのです。

そして、ここからが大切なポイントです。この「小さな挑戦」を繰り返すことで、やりたいことが育ってきます。

例えばあなたがコーヒーに少し興味があるとします。先ほどの例の社会人の集まるイベントに行くと、たまたまいたカフェのオーナーと仲良くなり、仕事をもらえる世界線があるかもしれません。これが打席に立った結果のヒットです。そして、そのカフェで働くうちに、ラテアートが上達し、それをSNSに投稿していたら、それを見た人がイベントに呼んでくれて、、、、
このように、行動をとり続けていると何か「事象」が起こるのです。
そして、最初は「少しの興味」から始まったコーヒーが、例えば「イギリスで自分のカフェを開きたい」といった「本当にやりたいこと」へと育っていくのです。

このような成功体験が積み重なることで、コンフォートゾーンから抜け出しやすくなります。「現状を維持したい」という方向に働く脳に対して、「一歩踏み出せば、何か新しい未来が待っているかもしれない」と、過去の自分の成功体験が勇気を与えてくれるようになるのです。

ニゴ
ニゴ

この成功体験を持っている人は、「やりたいことがない」と感じた時にも不安になりません。なぜなら、「行動して事象さえ取りに行けば、そのうち何かが育つ」という感覚を身をもって知っているからです。「やりたいことが見つかるかどうか」は自分ではコトロールできません。一方で、「行動を起こすかどうか」は自分でコントロールできます。自分がコントロールできることにフォーカスできれば、不安は消えていきます。

こうなれば、あなたは最高の成功ループに入ります。あとは焦らずに、このループ中にいれば、やりたいことは徐々に育っていきます。だから、今焦る必要はないのです。とにかく小さな行動や挑戦を繰り返して「事象を取りに行く」ことにフォーカスしましょう。

そうすれば、自然と未来が切り拓けていくはずです。

やりたいことが育つ感覚は「焚き火」に似ている

やりたいことが育っていく感覚は、「焚き火の構造」に似ていると感じます。

最初は「これにちょっと興味があるかも」「何か面白そうだな」「なんだか気になるな」といった、ほんの少しの意欲から始まります。しかしそのちょっとした意欲は、マッチの火と同じで、行動を起こさなければすぐに消えてしまいます。

しかし、行動を起こし、事象を取りに行くことで、この「小さな意欲」が育っていくことがあります。最初のマッチの火に、藁をくべて、細い木を足し、次第に太い木をくべていくように、意識的に行動を積み重ねることで、焚き火が大きくなっていくのです。つまり、行動を起こさなければ、意欲の火は育ちません。

だからこそ、もしあなたが「意欲の種火」を見つけたなら、思い切って行動してみてほしいのです。その行動から、あなたの興味が深まるかもしれませんし、全く別の興味が芽生えるかもしれません。

くどいですが、大事なのは行動の打席に立ち続けることです。何かが起こるのをただ待つのではなく、自ら事象を起こしに行くことです。これが、やりたいことを育てる大きな鍵となります。

3つ目:学習する習慣を持つ

未来を切り拓くためにやるべきことの3つ目は、学習する習慣を持つことです。

学習は2つ目で紹介した「事象を取りに行くための行動」の一環です。
ただ、やりたいことを育てるという目的においては、行動の中でも特に重要です。
もし何か興味があるなという「意欲の種火」に気がついたら、ぜひ一度それについて学習をしてみましょう。

興味の対象に対する理解の解像度を上げていくことは、やりたいことを育てるための大事な要素の一つです。なぜなら、深く知ることで、やりたい気持ちも本当の意味で高まっていきます。(もしくは「これは自分に合わない」と見切りもつけられます)また、深く知ることで次に取る行動が見えてきたり、新たな意欲が生まれたりといった、行動や意欲の連鎖が起きやすくなります。

ただ、学習というと本を思い浮かぶ人が多いかもしれません。でも本を読むのは多くの人にとってしんどいことでしょう。しかし今の時代、多くの本はYouTubeで要約が上がっていますし、ポッドキャストやelearningサイトなど、本を読む以外の様々な選択肢があります。また、「実際にやってみる」という行動も学習の一つです。大事なのは、意欲の種火に気がついた時に、「もっとそれについて深く学んでみよう」という意識を持つことです。

「学習方法」から学習する習慣

さらに、学習においてもう一つ大事なの、「学習方法の学習をすることから始める」という習慣です。これは、仕事ができる多くの人が持っている重要な習慣でもあります。

例えば、ワーホリに行っている皆さんはこれまでたくさん英語学習をしてきたでしょう。しかし、「英語の学習方法の学習」をしたことがある人はどれくらいいるでしょうか?

例えば、リスニング力を高めたいと思ったとき、学習方法を知っているかどうかで学習効率は大きく変わります。リスニング力は「音声知覚力」と「意味理解力」の2つに分かれます。音声知覚力は「そもそも英語の音を正確に聞き取れているか」という力であり、意味理解力は「聞き取った英語をそのスピードで理解できるか」という力です。この2つの違いが分かっているだけで、学習の仕方が変わってきます。音声知覚が苦手な人はシャドーイングを、意味理解力が課題の人は多読が効果的な勉強の選択肢になります。つまり解決したい問題に対する打ち手が変わるのです。このように学習方法から学ぶ人は、漠然と映画や音楽でリスニング力を上げようとしている人と比べて、効率的な学習ができるようになります

ニゴ
ニゴ

「効率的に学習できる」=「学習対象をいち早く得意になれる」ということです。人間、得意なものはやりたくなりますし、好きになります。つまり、学習が上手い人は「やりたいことを育てることも上手い」ということです。

この感覚を掴みたい方には、英語コーチング業界トップのプログリット(PROGRIT)の無料カウンセリングがおすすめです。カウンセリングの中で、英語の弱点を分析した上で「英語の学習方法」をアドバイスをしてくれます。学習方法を学ぶことが、どれほど効果的かを体感できるはずです。

また、一つ目で紹介した「自分の強み=才能」の理解方法について学べる、おすすめのポッドキャスト【みんなの才能研究所|みんラボ】も紹介しておきます。スタートアップ界隈/ビジネス界隈でもここ数年大流行している「COTENラジオ」の深井さんもスピーカーとして参加していて、「才能とは何なのか」「どのようにアプローチして理解できるか」などが学べます。

最後に:最初から完璧を求めないことが大事

「自己理解」「行動をして事象を取りに行く」「学習の習慣を持つ」という3つの取り組みを進めるにあたって、大切なことがあります。それは、最初から全てを完璧にやろうとしないことです。

イメージしてほしいのは、螺旋階段を上るような感覚です。

つまり、「自己理解→行動→学習」というサイクルを繰り返しながら、少しずつ階段を登っていくのです。自己理解をまず100%にしてから次に進む、という風に考えてしまいがちですが、それは必要ありません。例えば、今の自己理解が10%だとすれば、ストレングスファインダーや転職エージェントとの会話で30%にまで達すれば十分です。その状態で行動を起こし、学習を進めて、事象を取りに行くことが重要です。

この3つの取り組みはそれぞれ密接に関連しています。行動する中で自己理解が進み、自己理解がまた新たな行動や学習を生んでくれます。

また、せっかく見つけた「意欲の種火」が行動する中で興味が薄れてしまうということもあるかもしれません。しかし、それも全く無駄ではありません。ここで、コネクティングドッツという概念を紹介させてください。これは、Appleの創業者スティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行った有名な演説で紹介した考え方で、「一見関係のないように思えた経験が、後々時間が経ったタイミングで、ふと繋がって新たな意味を持つ」というものです。

ニゴ
ニゴ

この考え方は、本当に真理だと思います。私自身の人生でも驚くほど当てはまっています。たくさんの行動を起こし、さまざまな経験を積むことで、過去にやったことが将来のどこかで繋がり、予想外の形で役立つことがあります。たとえ失敗や方向転換があったとしても、その経験は別の場面で力に変わるのです。過去の自分の頑張りが、未来の自分を助けてくれます。螺旋階段を上っていれば、あなたのベーススキルは着実に高まっています。

だからこそ、恐れずに打席に立ち続け、恐れずに方向転換をし、事象をどんどん取りに行ってください。その積み重ねが、やりたいことを育て、あなた自身を育て、未来を切り拓いてくれるはずです。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございます。偉そうに色々と書きましたが、私自身もまだまだ人生半ばで、みなさん同様に悩みもたくさんあります。でもこの記事で紹介した考え方で人生や未来を捉え、意識的に行動をして事象を取りに行っています。この考え方が、みなさんの中でも何かのきっかけになり、未来を切り拓くヒントになれば嬉しいです。